この本は、とりあえず会社法の全体像を把握しようという目的であれば、お勧めできると思います。<BR>もっとも、この本は、小規模な事業を営んでいる方(または事業をこれから始めようとしている方)を念頭において書かれている向きがありますので、大企業で会社法を知る必要があるような方には必ずしも有益でない可能性があります。そういう方は、この本を入門用として一度通読した後、別の本を読まれるとよろしいかと思います。
意表をつく4コマ漫画に、大きめの図解、<BR>その一方で、言葉を噛みくだくように書かれた解説。<P>わかりやすさにかけては右に出るものがいない山田真哉氏の<BR>プロデュースだけあって、非常に読みやすい本になっています。<P>漫画と図解だけを読んでも、ある程度の内容は理解できるので<BR>初心者にはもってこいでしょう。<P>法律専門家は読まないでください、最初と書いているだけあって、<BR>実務的な細かい点まで押さえられているわけでありませんので、<BR>その点だけは注意。<P>ただし、会社法の難解な箇所(取締役会など)について、<BR>その大枠だけでもわかったのは収穫でした。<P>「新会社法」の本を買ったけど、いまいちよくわからない<BR>という方にもお勧めです。
期待していたほどではなかったが、ひととおりはわかる。