都会のビジネスマンのストレスは相当なものだと思います。<BR>情報量の多さ、通勤電車、上下の人間関係、家族の緒問題…。<BR>今や、ビジネスマンの半数が、うつ傾向にあるとも言われています。<BR>特にジメジメムシムシした6月あたりは、イヤイヤ会社に行っている人が多いです。<BR>斎藤氏の本は、初めて読ませていただきましたが、言葉に説得力があって、とても癒される、不思議な力を感じました。<BR>肩を組んで、励ましてくれるような、心地よさがあります。<BR>「ひとつ、頑張ってみよっか!」と思わせるような力があります。<BR>時々、仕事の途中で、パラパラと読んでみると、静かな元気がわいてくるような、そんな本でした。
いい言葉というのは本当に力があるもの。その一言で物事は良くなれば悪くもなる。素晴らしくもあり同時に怖いものでもある。<P>本書は魅力あふれる言葉をカテゴリに含めて紹介している。その紹介も決して言葉の解説や薀蓄あふれる紹介などはあまりありません。言葉はさり気なく提示され、ちょっとした著者の話題などを織り交ぜながら紹介は進んでいく。<P>そのためどちらかというと言葉に対しての意味は読者にゆだねられているともいえる。<P>ふっと胸の奥に飛び込んでくる言葉が見つかった時、それは一歩前進したときかもしれません。
前向きに生きるための言葉が斎藤氏の経験をもとにユーモアたっぷりに書かれています。精神科医として前向きに生きる秘訣をわかりやすい言葉で説明してくれています。著者は90歳近くだと思いますが、現代の流行などもよくご存知でとてもお元気な方だと思いました。