心理療法家の視点から、人生の目的つまり生きる<BR>ということの意味についての一つの提案を本書はして<BR>くれているように思います。また、宗教や人生哲学の<BR>根本で常に問われている"愛情"についての著者の考え<BR>が紹介されています。<P> これまで、"愛情"というものを感情や優しい気持ち<BR>のように漠然と捉えていた私にとっては、"愛情"を個<BR>人の"意志"結び付けて考える考え方には、何か頭の中<BR>を衝撃が走ったように感じました。<P> 少し哲学的であり、確かにすらすら読み進めること<BR>は出来ないかもしれません。しかし、臨床の症例を取<BR>り入れ出来るだけ分かりやすく、書かれています。<BR>"生きる"ということを主体的に考えている人に、一つ<BR>の新しい視点として、本書を心からお奨めします。<BR>(少し大袈裟かもしれませんが、これまでの自分を変<BR>える可能性があります。取り扱いには注意です。)
5年前に買っておきながら、積読状態になっていましたが、最近読んだ本で二冊立て続けに本書が引用されていましたので、遅まきながら読みました。結果としては、もっと早く読めばよかった、と思っています。<P>難しい本ですから、すらすらとは読めません。読むのを止めて、自分の行動を振り返ることが幾度あったことか!著者は人間の本質を、これ以上考えられないところまで深く考察しています。<P>原題は"The Road Less Traveled"です。素晴らしい題ですが、日本語にするのは難しいですね。
子育てで精神的にツライ時に、ふと目に留まった新聞の書評を見て読んでみました。カルロス・ゴーンさんおすすめの1冊です。<BR>心理療法とありますが、「愛」をキーワードに、骨太に「人として成長していくこと」について書かれています。目新しいことや、難しいことは書かれていません。なぜか読後はすっきり。いままでのモヤモヤは自分が甘えていたせいだけなんだなー改めて悟りました。がんばらなくちゃ!と前向きな気分になれますよ。