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境界例の治療ポイント ( 平井 孝男 )

他の方が既に書いていらっしゃいますが、よくよく読めば<BR>著者は患者さんを貶めたりはしていません。むしろ愛情が<BR>感じられるし、一般人にも部分的に内容が当てはまりそうな気が。<P>過去に診断されたこともありますが、「境界例」の方がわ<BR>たしは抵抗が少ないです。BPDは「人格障害」と訳される<BR>こともありますし。<P>重症の方にこの本は辛いと思います。あと、仏教系の話は、<BR>宗教の勧誘などでお困りの方は反発するかもしれませんが、<BR>古来からの仏教の域からは外れてない印象を持ちました。<BR>ちなみに、わたしは大して信仰心はないですが、最近<BR>お寺や教会、モスクなどの建築の美しさに圧倒される<BR>ことがあります。

よく勉強されています。<BR>しかも、アメリカの文献に頼らずに、20年に近い<BR>自分の臨床経験をもとにBPDを語っておられるので<BR>わかりやすいですし、いますぐ役立ちます。<P>BPDの家族をお持ちのご家族にも、<BR>自分がBPDの患者の方(私もそうです)にも<BR>勉強になり治療に役立つ一冊です。<P>価格も手ごろで、お買得です。<P>BPDの方におすすめです。

内容の構成が非常に読みづらかったです。初心者用にQ&A方式で書かれているのですが、どうも裏目に出ているようで、情報が包括的でなく、断片化してしまっている印象を持ちました。また、「境界例」という言葉は、もう「境界パーソナリティー障害」、あるいは「BPD」と言い換えるべき時期に、「境界例」を連呼する著者に好感は持てませんでした。臨床経験もあるはずの著者のBPDに対する認識も(?)という感じを少し受けました。この著者は、最新のBPD研究などの勉強をきちんとしているのか、非常に疑問です。私はBPDの知り合いが大勢いますが、決してお勧めできません。

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