この本は、まさに経営者の”バイブル”です。なにげに開いてもそのページには、経営者として大切なことがビッシリ書いてあります。こんなにも、経営者の在るべき姿を明確に分かりやすく書いた本が在るでしょうか?これから経営を学ぶ人、主査、係長、中間管理職の方はこれからのビジネスマンの人生にとって大切なことを本書から学べるはずです。<P>特に大切なのは、第V部「経営者であることの意味」でしょう。まさに、この「新訳 現代の経営<上><下>の集大成-まとめが述べられています。経営者としての役割、することが5つに分けられて語られています。<P>また、専門職についてのマネージメントについては、内容こそ少し少ないかと思われますが、高度経済成長を支えてきた、日本の専門技術の構成員!!!対するマネージメントの難しさや、なぜ専門職のマネージメントが上手くいかないかが書かれています。<P>これからの日本は再び、世界に誇れる頭脳により、経済基盤を立て直さなくてはなりません。その専門知識や技術をもつ、専門職をどのように育成し、マネージメントしていくか?を考えるきっかけになることでしょう。
私は経営学研究科に在籍しているのですが、入学のきっかけになったのが本書です。 下手に経営学のテキストを読み込むよりわかりやすいと思いますよ。おすすめです。<P>みずからを社会生態学者(ソシアルエコロジスト)と名乗るドラッカー。彼がどうして企業組織を研究対象としたのか、組織をマネジメントするスキルがいかに重要かを確認できる一冊です。<P>ちなみに、ドラッカーの大著「マネジメント」の前駆となった本でもあります。