プロジェクトマネジメントを改革する革新的なアイデアが、大学の講義の場を通して生まれていく過程の描写に臨場感を感じました。ゴールドラット博士の著作に共通する特徴だと思いますが、登場人物が壁にぶつかり、悩み、そしてそれに立ち向かっていく過程に素直に感動を覚えました。<P>本作のタイトルは「クリティカル・チェーン」ですが、本作ではそれ以外にも”大学教育が社会に直接役立っていない”という問題提起があり、ビジネスマンのみならず教育関係者にもぜひ読んで欲しい一作だと思います。
デマルコの「熊とワルツを」で紹介されていたので読んでみました。<BR>TOCの説明本と思いきや、小説として十分楽しめます。登場人物もみな立っていて続きが気になり厚さはまったく気になりません。<BR>教える立場にある人は主人公の教え方も参考になるのでは。<P>しかしTOCをプロジェクトにすぐに役立てたい!という実利を求めて買った人にとってはそんな描写はいらん、と思いそうな気はします。<P>プロジェクト運営にすぐに役に立つかは ? ですがとりあえず参考にはなりそうです。<BR>クリティカルチェーンの話はもうすこしつっこんでしてほしかった気はします。
ゴールドラット氏による、TOCシリーズ第4弾。<BR> <BR>今までの3冊の復習です。<BR>TOCは製造だけではなくあらゆる場面に応用が利き、本書はプロジェクトマネジメントへの展開ということになっています<BR> <P>物語の展開は、今までと同様。主人劊が困難に出会い、悩み苦しみながらも周囲の協力を得がら、劇的な結末を迎えるというものです。物語を楽しみながらTOCの理論を学ぶことができます。ただ、いままでの作品に比べると、結末の盛り上がりは今一つです。<BR> <P>骨子は、部分最適ではなく全最適を考えるために何をすべきかということであり、これまでの3冊を十分に理解されている方には、言わずもなの内容ではないでしょうか。