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成長の限界 人類の選択 ( デニス・メドウズ 枝廣 淳子 )

1972年 「成長の限界」  1992年 「限界を超えて」<BR>そして2002年に 「成長の限界 人類の選択」 が出版されました。<BR>ローマクラブから依頼を受けて「成長の限界」を表した著者らが、当時と同一の世界モデル 「ワールド3」を用いて最新のデータをもとに、2100年までに人類と地球環境が、どのように変化するかという「シナリオ」を10示しています。<BR> これは未来予測ではなく可能性をしめしたものですが、多くのシナリオは2100年においては現在よりも、相当レベルの低い生活と環境におかれ事が示されています。しかしながら持続可能なシナリオも明確に示されています。<BR> 当然非常に困難な選択ですが、この本を読むとそのシナリオを選択する以外持続的に人類と地球環境が維持できない事が理解というより感じとれます。<BR>そして不思議なことにそのシナリオを実現する事に自らが関わる意欲と、関われる幸運と、その時代に生きられる喜びを感じることでしょう。

前2作に感銘を受けており、新作に期待していたので、驚いた。<BR>主な内容は、ほとんど前作「限界を超えて-生きるための選択」(1992:ダイアモンド社)の焼き直しである。<BR>目新しいのはエコロジカルフットプリント(この概念自体は新しくもなんともない)を導入したところぐらいか?挿話や例示などもかなりが、前作と同じもの。<BR>もちろん、データの更新や、メッセージの進展はあるが・・・<BR>こういうのってアリなんだろうかといぶかしく思った。

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