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人を10分ひきつける話す力 ( 斎藤 孝 )

話す力を引き上げるヒントが満載です。<BR>先生ご自身の経験や話し上手であると言われている人のテクニックを多数紹介しています。<BR>すぐさま実行できることが多くお得感があります。<BR>第3章の「話すトレーニング」が、これから話す力を伸ばそうという人には特に参考になります。

 相変わらず、斎藤氏は文章の構成・まとめ方・つかみ所が上手である。<BR> つかみにはアナウンサーになった教え子の話に始まり、話の形式・ネタを座標軸と使うことで分類したり、要所ようしょで話のうまい達人の逸話を挿入したり、実に計算してまとめてある技量には隙がない。実に明快な内容で、素晴らしい。<BR> ただ話す力は日々の積み重ねなのだとしみじみ思う次第である。

著者は人を10分ひきつける話す力はあるのかも知れないが<BR>人を50ページひきつける書く力はないと思った。<P>私の読んだ範囲で本書では「意味のある話をしろ」と説かれていたが<BR>それが言い方を変えてしつこく書かれているのでうんざりさせられた。<P>例えば「学生に3分スピーチをしろと言ったらそれが難しいと<BR>分かっている学生は短くしてくれと答えた」、「大統領演説などは<BR>短い時間に莫大なエネルギーをかけている」、「型どおりの話は<BR>面白くない」などという事が延々と書かれていたがどれも<BR>これらの文章の前に書かれた「人を3分間ひきつける話をすることは<BR>難しい」の一言で済む内容だと感じた。<BR>具体例を出して説明するのは良いが多すぎると思う。<BR>これこそ意味のない(薄い)文章ではないのか?と。<P>期待しすぎだったかも知れないが残念ながら星1つ。

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