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教養としての大学受験国語 ( 石原 千秋 )

 大学受験国語にも流行があるのはわかるが,こんなにスゴイものだとは…。現代思想が受験国語に反映しているなんて思いもしなかったなあ。高校時代に知っていたらと「後悔先に立たず」をまたまた実感。<BR> さて,受験国語を教養とみることができるとはよく理解できた。ここで大きな懸念が生じるのは私だけか?<BR> 問題文を読んで,「○○と××の二項対立」と論破し,問題に取り上げられている内容が「※※※について」だ!とまで見切る力はどこにある?そこまでの「力」は十分に身についているものなのか?その「力」はどこでどのように鍛えればいいのか?という疑問だ。<BR> そこを鍛えなければ,頭の良い石原氏のような「読み」はできないのではないか?<BR> ぜひ,この「力」のトレーニングについても一冊書いて欲しい。<P>追記 石原氏のテキスト読みには感服致します。弟子入りを望みます。

 本書では、実際に入試問題を作成する立場にある著者が、入試問題において「その設問がなぜ作られたのか」という視点から入試問題を解説していきます。<P> 文章とは必ず何かを読者に伝えるために書かれているものです。そして、それを受験生が適切に読みとっているかどうかを確かめる目的で設問が作られているのです。ですから、本来はあくまでも文章の内容を理解することが入試国語(特に現代文)の目的で、本書もそれを指針としています。<P> 世間には、現代文の参考書があふれており、安易なテクニックに走るものや設問解答のための方法論の解説のみに終始するものも見受けられます。しかし、本来、読解力とは対象(多く文章)から主張や情報を読み取る力であって、それは高度に複雑化した現代社会に生きるわれわれには必要不可欠な力でしょう。<P> 本書では、まさにそういう本来の受験国語の力を養成することがメインになっています。もちろん、なかにはテクニック的なことも述べられています。例えば、不正解の選択肢は目的語など必要要素が欠けていて文として不自然であることが多いなど。しかし、あくまで「文章を読むこと」に主眼が置かれています。<P> 本書を2度3度と読めば、現代思想の基礎知識と、評論など硬い文章への取り組みかたの基礎訓練ができます。こういう力はどんな文章を読むときにも役立つもので、まさに一生の宝ですよ。<P> 受験知識ばかりか、現代思想、真の読解力も学べるたいへんな良書です。受験生はもちろん、一般の方にも強くおすすめしたい本です。

この本で興味深いのは,石原先生が現国の設問を批判していることです.<BR>たとえ,選択肢を選ばせる客観式の設問でも,<BR>国語には正解はないのだということを,石原先生が示してくれています.<BR>もし私が高校生なら,この本を国語の教師に読ませ,<BR>テストなんかするんじゃないというところです.<P>普段,現国の設問の客観性に疑問を持っている人には痛快の一冊でしょう.

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