言葉の意味がわからなければ文章を理解することはできません。評論文は分野独特の語彙が使われているので正しく読むためにはこれらの意味や定義を理解する必要があるわけです。これらには一言では言い表せない哲学や背景が含まれていてなかなか辞書を読んだだけでは理解は無理。そういうときのための本です。"高校生のための"とありますが高校生でなくてもためになるはず。岩波新書の術語集とコンセプトが同じです。2005年の術語集。
ってひと。はっきりいって、語彙が足りません。<BR>そんな状態で、演習しても意味ありません。<BR>しっかり本書で、語彙力を身につけて演習を積みましょう。<BR>受験生必須のアイテムです。
読みやすい本です。そして、<BR>ア 1つの項目について見開き2ページ完結で説明している点<BR>イ 1つの項目が「ポイント」「切り口」「展開」の3つの部分で組み立てられている点<BR>ウ 「切り口」部分に見出し(どんな「切り口」なのか)が示されている点<BR>エ 重要事項の参照ページ、人物の生没年、本文中に頻出する哲学者についてのコラムなどが入っている点<BR>オ 索引<BR>以上の5点により学習が進めやすい本だと私は思いました。<BR>高校生の利用を前提としているのであれば、索引には、一問一答形式問題集のような「チェック欄」を設けてもよかった気がしますが…<P>この本を土台にし、一語一語について、他の本を読む、身近な例を挙げてみるなどしつつ、理解を深めてゆきたいと思います。<BR>わかりにくいところもとりあえず飛ばして読み進め、折に触れ読み直すことで個々のキーワードを(その背景や他の語との関連を含めて)着実に自分のものにしていく。そのためには、ア~オの5点は、たいへんありがたいと感じました。