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人間の条件 ( ハンナ アレント Hannah Arendt 志水 速雄 )

 今流行の「公と私」とか「公共性」を考える際に外せない本です。<BR> まずアレントは人間の行為と三つに分類しますが、この労働、仕事、活動という分類は、マルクスに影響を受けたものであることは明らかでしょう。それにからめて、ギリシャ時代の「公共性」の概念について議論が展開され、近代になってこの構造が崩れてきたことが述べられています。しかし、いろいろな論者が述べている通り、単純に「公共性の復権」を訴えた著作である、というのは誤読ではないか、と感じています。<BR> わたくしはアレントのよい読み手であるかどうかはわかりませんが、彼女の著作に共感を覚えている者としては、他の著作に比べて現代日本においての重要性は落ちるような気がしています。<BR> その理由は、近代民主主義が成立する以前の日本の構造が、ここでアレントが呈示している古代ギリシアのそれとは異なっているということが大きいと思います。ここで展開されている公共構造の転換というものは、日本においては必ずしも当てはまらないのではないでしょうか。<BR> しかし、このアレントの議論をそのまま日本に当てはめるという愚さえ犯さなければ、その筋道を追うことはこの問題について考えてゆくうえでのヒントを与えられることになるのは間違いないでしょう。

(;´Д`)ハァハァ読んでみたんだが、よくわからない本である。分かったやうにもなれるが、その実 よくわからない。<BR>哲学というものは大体において、そういう傾向があるのかもしれない。<P>労働 仕事 活動の3つを人間の条件としてあげている。<BR>人間は社会性を持つ生き物という事である。<BR>ニートは労働や仕事をしていないので、人間とは(厳密な意味で)<BR>言えない。<P>しかし素晴らしい名訳である。原書は読んでいないんだが、まるで<BR>本人が書いたのだと思われる程 文章が生き生きしている。

現になされているように多様な読みを許す本である。<P>近代化の後で人間は他者との関係を構築できなくなり、ともすれば独我論的な世界へと堕ちこみ、他者と自分の存在の実感を同時に失った。同時に人間は存在の意味を失い、その存在の終わりとともに、つまり死とともに、はかなく消え去り忘れ去られる存在となった。もはやそれぞれの個人はかけがえのない存在ではなく、動物=種=「ヒト」の一つの個体を表現するものでしかなくなってしまったのである。種としての人間の生が肥大し、内容のない規模としての人間活動がただ溢れる。功利主義的な世界観の中、総効用の増大のために、個人が手段化される。<P>真に人間の尊厳を回復するために、他者の存在確認と、自己の存在確認を果たすために、人間は人間について語らなければならない。私の大事な仲間たちは、何かの部品ではない。

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