タイトル通り、コメントする力を向上させるためのガイド本。<BR>普段からどのように意識してゆけば、コメント力がアップするのか。<BR>本によれば、個性に合わせてアプローチの仕方もいろいろあるそうな。ただのビジネス書と思ったらいけない、あらゆる年代、あらゆるシチュエーションで使える1冊だ。<BR>有名人たちのすばらしいコメントを例にあげるなど、書き方も面白く勉強にもなる。自分のボキャブラリのなさを痛感させられ、「おいしい!」と言えなくなる奥深い1冊である(読めば分かります!)。
先に悪い点を言ってしまえば、これを読んだからといってコメントが上手くなるわけではないと思います。著名人(スラムダンクの著者、将棋の羽生さんなど)や大統領などの、優れたコメントがいくつも掲載され、解説されているものの、「うまいこというな~」とは思えど、素晴らしいコメントの思いつき方が書いてあるワケでもないです。<BR> しかし、日本人はコメントが下手。コメントする機会が少ない。ということに、実感として気付かされます。<BR> なにかしてもらって「ありがとう」ではなく、「~してくれてありがとう。~いう時に役に立ったよ。」や、工夫して作ってくれた料理に対して「おいしい」で済ますのではなく、「~な焼加減や~な味付けがおいしかったよ。」など、コメントは会話の潤滑油であり、相手の思いへの気付きにつながると気付かされました。<BR>さらに、「コメントをしよう」と意識して読書や映画を見ると、とても集中して脳が鍛えられるそうです。一人暮らしの方はTV相手にツッコミながらトレーニングしてみてはいかがでしょうか?
日本語ネタで有名になった著者だが、以前からの節操の無さに拍車がかかってボロが出てきたようだ。一読したが、全く中身のないコメントの羅列に呆れる。他所からの引用、それも既に権威を得た作家からの引用で成り立っているのはこの著者の特徴だ。著者の発見、主張が感じられない。この誤魔化しもそろそろ限界だろう。読む価値無し。