私は前作「金持ち父さん貧乏父さん」より良かったと思います。<BR>あまりの面白さに一気に読んでしまったほどです。<BR>それぞれのクワドラントの特徴(特に右側のBとI)がさらに明確になり、<BR>ビジネスシステムを構築することの重要性がわかります。<BR>この本がなぜ面白かったかというと、出世や転職を目指す生き方というのは、<BR>所詮Eクワドラントの中をグルグル回っているだけであり、<BR>クワドラントの右側に行ってこそ人生が変わるんだという事を<BR>教えてもらえたからだと思います。<BR>生きる指標を与えてくれた金持ち父さんよ、ありがとう!
目から鱗の連続でした。1作目は「・・で結局どうなの」という感じでしたがこの2作目で全てが明確に合理的な理由と共に説明されていました。<BR>私が今まで目を通した本の中で、資本・お金持ちとは何かを説明している唯一の本です。<BR>この本は著者が友人の父親である”金持ち父さん”から教わったことを伝えるという形で書かれています。その結果、著者自身の主張で”金持ち父さん”の理論が少し歪んで見えるところがあると思いました。私はこの点に注意して著者の言葉をつむいで純粋な”金持ち父さん”の理論を理解するようにしました。<BR>シンプルな基本理論にプラスして、投資への姿勢、信頼をきずく事の価値といった商売にも通じる事など沢山のことがいろいろ肉付けされていると思います。
前作を読んでみて従業員である以上ラットレースからぬけられない、お金に仕事をさせるなど投資の知識の薄い日本人には特に勉強になることが多いですが、今作はお金=幸せや資産家にならなければ幸せでないというような書き方、またネットビジネスを薦めるような書き方で彼の幸福観を押し付けているような気がします。収入が少なくても忙しくても好きな仕事をしてる、仕事以外の活動に生きがいを感じる生き方を否定するような書き方は同意できません。私は従業員で彼が言う資産運用も少しは行いますがお金に関すればそれくらいで、人生はほかにすべきことや楽しむことがたくさんあると思います。