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ピアニストへの基礎―ピアノの詩人になるために ( 田村 安佐子 )

この本には姿勢を保つ重要さなどがわかりやすく書いてあります。初心者の私でも読めるくらい、とてもよい本です。<P>また、体操、手のマッサージの仕方、いすの高さなどピアノを楽に弾ける方法がたくさん載っています。<P>これらを広めたタリアフェロさんという女性ピアニストは95歳でなくなる前年までパリとブラジルで演奏活動を続けていたのだそうです。彼女の奏法がいかに体に無理のないモノなのかを彼女自身が証明しているのです。とてもすばらしいと思います。

ピアノを弾く体の準備のしかたが、呼吸やストレッチも含めて詳しく書かれていて、無駄な力をいかに抜けばよいかが分かるようになっています。<BR>ピアノを勉強する、どんな段階の方にも、特に、弾いているうちにだんだん疲れがたまってくるという方に、おすすめです。

体を揺らす、揺らさない弾き方で疑問のある先生方必見!どうして体を揺らす奏法がいけないか実に具体的に示してあります。音楽的表現のための手、腕、体の使い方をこんなに具体的に示してある本があったなんて感激です。<P>パリのムニエ先生が教えて下さった事が多々あり、なぜかと思ったら師匠が田村さんと同じだったのですね。まだ体を動かすこと≒歌う事と勘違いしている方が多く、子供のコンペでそういう子が多々入賞してしまう中、生徒さんにも「ほらね日本人の多くがまだ古いやり方なのよ」って説得できますよ。コルトーの奏法についても書いてあります。

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ピアニストへの基礎―ピアノの詩人になるために
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