フジ子さんの今までのご苦労が報われたことが実感できる本です。<BR>本の中は、フジ子さんの大好きなパリ一色!フジ子さんのパリに<BR>まつわる思い出話や主に夏はパリに住むようになった今、パリで<BR>の日常の話やパリで今感じていることなどが綴られています。<BR>そのお話も一言一言味わいがあってフジ子さんならではです。<BR>それと共に、パリでのフジ子さんの写真もたっぷり。<BR>モンマルトルの古いアパルトマンのフジ子さんのお部屋、カフェ<BR>でくつろぐフジ子さん、散歩中のフジ子さん、サン・ルイ島の<BR>もうひとつのピアノの稽古のためのお部屋でのフジ子さんの写真<BR>等など。フジ子さんを通して、私達もパリを楽しむことができる<BR>構成になっているとてもオシャレな本です。<BR>この一冊で、私達はたちまち幸せバージョンのフジ子ワールドに<BR>浸ることが出来るでしょう。
ドイツでは異国人で、仕事も、食べるものもなく、ずいぶん苦労されたフジ子・ヘミングさん。大好きなパリでごく当たり前の穏やかな日常を楽しむ暮らしが書かれていて、1ファンとして、あぁ、よかったなぁ、と思います。どこにいても外国人であることを自然に受け入れ、ふわふわと日々ロマンチックに生きている彼女。ドイツで苦労されたからこそ日常のなんてことのない風景にも幸せを感じている様子がじわじわと心に染み入る1冊です。写真も、そのレイアウトもとてもステキで、日曜日の午後、彼女と一緒にパリを散歩している気分にさせてくれます。