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クロースアップ・マジック事典 ( 松田 道弘 )

本格的にクロースアップ・マジックを始めたい人にとって、大切なことはまず技法を知ること。しかし技法を詳しく紹介してある本は、それほど多くありません。ですからどんな技法があるのかさえ、手品部にでも所属している人でないとなかなか知れないものです。この本は、「デック」「パケット」といった、カードマジック解説に必要不可欠な、最も基礎の用語の意味の解説から入り、細かい技法を図入りで解説した上で、実際の手品の解説(それもトリックカードなどのネタものは少なく、紹介した技法を素直に使っているものが多い)に入るので、とっつきやすくていいと思います。ただし、完全な初心者で「ちょっと手品はやっているしやってみようかな」という人には、技法はめんどくさいものが多いかもしれません。そういう人たちには、トランプマンさんが書かれているような、オールカラーの本のほうがお勧めです。ちょっと手品をかじったけど、もっともっとうまくなりたいという人向けの本です。

ちょっとした身近な物を用いてマジックを、それがクロースアップ・マジック。何も高価な道具を揃えなくてもマジックは可能と、読んでいて感心させられました。ごく身近なマッチ棒や輪ゴム、安全ピンで高価なリングと同じ驚きを与えられると・・・、まさに衝撃の本でした。<BR>先に述べたような身近な即席マジックからプロのルーティーンまでを8章に分けてイラスト等で説明してくれています。即席マジックを二つ三つ覚えただけで皆からの眼差しが変わると思います、マジックを始めたい方のコレクションの一つにお薦めの本です

玄人向けではないかもしれませんが、初心者がすぐに出来、<BR>相手を驚かせられるマジックが多く、解説も丁寧です。<BR> この本を読むだけでかなりのレパートリーが出来るでしょう。<P> しかし、簡単なタネが多いのが逆にこの本の欠点とも言えます。<P> 相手はとても驚くのに、タネを知っている本人はその効果の<P>凄さをあまり実感できないので、ネタばらしに走る可能性もで<BR>かいと感じました。<BR> もしこの本を買うのであれば、簡単なタネだからと軽い気持<BR>ちで相手にばらすのは絶対にやめるように心掛けないとけません。<BR> 「簡単なタネで出来るマジック」=「とても優秀なマジック」なのですから。<P> そういう意味で、とても良い本であると思っています。<P>あとは読む人次第です。

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