自分の能力不足かもしれませんが、会社で社員をコーチングする目的では、この本はまったく効果がありませんでした。<BR>また、内容も学術的すぎて、実用性に欠けます。まったくの無からここまで理論構築した筆者の能力は素晴らしいですが、私からすれば当然の内容に収支しています。確かに図や入力シート等がありますが。
タイトル・副題(「人がよりよく生きるための...」)ともに、非常に興味をそそる書でしたが、内容も期待を裏切らず、非常に良く出来た本だと思いました。<P>構成は三部+ツールキット。<BR> <BR>第一部で、図を使って全体像を明快に説明してくれています。残りを読み進むのが非常に楽になりました。<P>第二部では、コーチングの五つの資質について、例を交えながら丁寧に説明してくれています。<P>そして第三部で、クライアントにとっての三つの主題について解説しています。<P>更には、巻末に各種のコーチングツールが掲載されています。導入にあたってのチェックリストや契約書雛型、各種エクササイズや質問例など、多岐に渡る内容です。<P>コーチングについてあまり知りませんでしたが、他のスキル中心の類書と比べて遥かに読み応えのある内容でした。繰り返し読んでみたくなる良書です。
すごい本だな~っていうのが、正直な感想です。まさにバイブルなんですね。<P>この本には、コーアクティブ・コーチングを理解し、それを実際に活用するための理論やエクササイズ、それにツールまでが用意されています。まさに、コーアクティブ・コーチングに対する関係者の思いがてんこ盛り状態です。・・・、しかしこの本を手に取った読み手は何を思うのでしょうか?<P>私が読後も暫くこのレビューを躊躇したのと同じく、コーチングに対して興味を持ち始めたばかりの読者にとって、コーチングって難しいな~って印象を与えはしないかと。CTIのコーチング講座を受講していないのでわかりませんが、講座であれば、インタラクティブということで、質問しながらもついていけるけどって感じの読み手も多いのでは?と気になってしまいました。<P>この点を除けば、コーチングを実践する上で、十分一読の価値ある本であると思います。