識別、理解、利用、調整の4つの特性がEQ能力であると述べています。また、それぞれの具体的な特徴、自己分析で自分のEQ能力チェック、EQ能力の向上の仕方を述べています。<BR>感情を知的に理解し、ラベリングすることが出来、自分で利用していくというのがポイントでしょう。感情に疎い人におススメです。
IQと対照的に語られるEQ。社会生活において必ず必要な知識であるが、あまり内容をご存知でない方も多いのではないであろうか?<P>そんな方にお勧めの1冊である。<BR>内容はすごく読みやすく、具体的事例や、今後のEQの鍛え方も載っているいため、充実した1冊。<BR>自分の感情の起伏に、他人の感情の起伏に、そして人間関係で悩んでいる方にはお勧め。<P>具体的な鍛え方については、私も今後実践していきたい。
EQが静かなブームになっているそうで、EQセミナが開催されるとどこでもすぐに一杯になると聞く。この本では、そのEQの平易な説明とEQの簡単な診断とEQを鍛えるための方法が掲載されている。特にEQを鍛えるトレーニングは約130ページもあり本書の半分以上を占める。EQのトレーニングでは、自分と相手の感情に対する識別・利用・理解・調整のどれに有効か明記されており大変わかりやすい。筆者は「千本ノック」という表現をしているが、どれもが具体的で効果がありそうなものばかりだ。私が特に面白いと思ったものだけでも、●「机の上に鏡をおく」、●「悪口をパソコンに書きなぐる」、●「エモーショナル・ポーカー(トランプの代わりにいろいろな人の顔が印刷されたカードを使い、同じ感情のカードをペアで取るゲーム)」、●「メモに相手の感情の状態も付け加える」、●「もう一人の自分から見た『自分レポート』を書く」、●「スケジュールに『やりたいこと』、『やらなかればならないこと』をこの順番で書く」、●「シックスセカンズ・ポーズ(怒ったときは6秒間待つ。人の怒りは6秒間で消える。数でも動物の名前でも何でも良し)」、●「逆ロールプレイを行う(相手と立場を入れ替えて行うロールプレイ。上司と部下など)」がある。EQの高さと収入の高さには相関性があるらしいので、この本を使って自分のEQの弱いところを見極め、いっそうEQを高いものにしたいと思った。