筆者は元ファンドマネージャー。<BR>ただ「元」と「ファンド」の間に『サラリーマン』が入るお方。<BR>現役当時は大胆な運用が出来ず忸怩たる思いをしたんでしょうなあ。<BR>このシリーズにはそんな恨みつらみが行間から感じられます。<P>筆者はプロとしての運用では成果を挙げることができなかったのでしょうね。<BR>金融機関によくいるタイプ。<BR>要は言い訳とレポート作成に抜群の腕を発揮するという・・・(笑)。<BR>ファンドの運用なんて今は一種の職人芸。<BR>腕のいいヒトは沢山います。<BR>でも安間さんは・・・。<P>一般の人がアタマを整理するのには絶好のシリーズ。<BR>また保険や証券の営業、税理士など最大公約的なお話を多数にしなきゃならない人にも向いているでしょう。<P>ただ今後の経済動向、トレンドがどういう方向で向かうのか、に関しては筆者の考えは残念ながら『ハズレ』です。<BR>また思想的な深みも『無し』。<BR>参考にしたらアカンよ。<BR>筆者のメルマガも迷走ぎみ・・・。
ゴミ投資家シリーズ(今は、小富豪シリーズに改名)が、<BR>好きで似たようなテイストの本書を手に取りました。<P> 投資のテクニックというよりも、資産運用の「そもそも論」<BR>的な内容です。個人的には、ゴミ投資家シリーズの方が、内容<BR>・文体ともに好きですが、こちらもところどころにきらりと光<BR>る内容が埋もれています。<P><勉強になったところ><P>●小口化の錬金術<P> 長期の貸し出しより短期の貸し出しのほうが割高な料金を取<BR>れる。<P>→e.g. 回転率の高いウィークリーマンションは、通常のマン<BR>ションよりも高い収益をもたらす。
基本的にとても読みやすい。<BR> 裁定(アービトラージ)とは、どういうことか、ということがとても易しく書いてあります。すべての経済活動はこれにつきるようです。<BR> 個人的に印象に残ったのは、分譲マンションはその本当の価値から考えると同様の効用を得られる1戸建住宅の半値ぐらいで十分であり、分譲マンションでは民主主義のイヤな面を堪能させられる、とのご意見。<BR> 次に、印象に残ったのは、いつも高値掴み安値売りにおちいってしまう「裏目ジジイ」の逆張りをすると儲かりますよ、との意見。<BR> 自分がどうすれば「裏目ジジイ」にならずにすむのかを教えてくれる本です。