表での整理: もちろん、日本語を中国語に直すという内容なのですが、各章とも基本事項が表でまとめられています。すなわち、量詞、基本句形、疑問句形、補語、時間詞などが、とても分かりやすく、分類整理されています。最初のページから取り組んでもよろしいでしょうし、確認のために、見開くのもいいかもしれません。これほど、表を使って整理してある良書は今だかつて知りません。とても調べやすく、また見やすいです。<BR>「不該集」: 嬉しい誤算でした。「"不該~"の例文を集めたものです。外国人は案外、このようなところを誤るのです。病句と正解を並列してあります。」と著者は述べています。「不該集」では、その対比だけでなく、簡明な解説がついています。約30ページ近くにわたって病句と正解が載っています。<BR>本のタイトル: 練習問題としての本の名称はついていますが、なかなか、どうして、素晴らしい参考書であり、最高の中国作文便覧表です。
極簡単な文章から高度な内容の文章の組み立てまで、順を追って練習できるようになっています。一言で言ってしまえば、ひたすら作文、作文、作文の練習といった内容の本ですが、これを何度も繰り返すことで中国語作文の能力は飛躍的に伸びることと思います。例文をすべて暗記するくらいの意気込みで臨めば大抵の作文問題にも対処できるようになるはずです。掲載されている例文も、実際の会話ですぐに使えそうなものが多い点でも好感が持てます。