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| 抗菌薬の考え方、使い方
(
岩田 健太郎
宮入 烈
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ぐいぐい読めてとても勉強になった。何度も読み直して頭に入れたい。 抗菌薬に関する本は多いが、どれも覚えておくべき重要なポイントと本を参照すればよい知識とが区別されず並べられていて初学者にはわかりづらい。抗菌薬の使い方に関して身近に良い臨床指導医がいていつもうるさく言ってくれる研修医は良いが、現状は必ずしもそうでない。この本は、重要な点が何度も繰り返し出てきてまるで指導医が教育回診で語りかけているような構成である。この本で重要な点がわかったら、今度は自分なりに考えながら他の詳しい本を読んでみると良い。するともやっとしていた抗菌薬の使い方に自分自身のイメージができあがると思う。 ~抗菌薬選択,処方の理論について,筆者の意見を交えながらとても読みやすい語り口で書かれてあり,研修医をはじめ全ての医師に読んで欲しい一冊.逆説的に,残念ながら本書を読んで欲しいと思うような医師は本書に対して全然興味がわかないかもしれないし,読んでいて不愉快かもしれない.<BR>私個人としては,是非本書を読む前にワシントン・マニュアルの抗生~~物質と感染症の項に目を通してから読んでみて欲しいと思う.~
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