リーディングやリスニングに比べて、自習が難しいのがスピーキングです。その結果、TOEICやTOEFLではかなりの高得点を取れるのに、会話となるとサッパリ、という人は少なくないと思います。実は私もそうでした。そんな人に強力にお勧めしたいのが本書です。<P>本書のコンセプトは至って単純です。中学英語レベルの基本文型を徹底的に音読することで、これらの文型が反射的に口をついて出てくるようにするというものです。<BR>音読を中心とした学習自体は今日では特に珍しいものではないかもしれませんが、本書は以下の点で抜きん出ていると思います。<P>○同じ文型の例文が7つ程度ずつ列挙されているので、リズミカルに音読できる。<BR>○例文がいずれも短く、印象に残りやすい。<BR>○例文の内容が良い意味で教科書的でなく、大学生や社会人でも興味を持って続けられる。<BR>○実用的な口語表現が多数含まれており、かなり知識のある人でも色々と発見がある。<BR>○英文のみをナチュラルスピードで読み上げたCDが付属しているので、シャドーイングに利用できる。<P>本書は既にリーディングやリスニングがある程度できる人が、会話力を伸ばすために使用する教材です。中学英語を本当にイチからやり直したいという人は、本書ではなく、別の本(例えば「英文法がはじめからわかる本」(学習研究社刊))を使うべきでしょう。また、付属のCDは容赦のないナチュラルスピードですから、リスニング力に自信のない人は、他の本でディクテーション等の訓練をしてから本書に取り組んだ方が効果が上がると思います。更に、本書の文法解説は著者独自の非標準的なものが少なくない(特に関係詞の項)ため、本書に文法書としての役割を期待するのもお勧めしません。<P>なお、著者は似たような教材を多数執筆しており、どれを選んだらよいか悩む人もいるかもしれませんが、個人的には本書上下2巻がベストだと思います。「話すための英文法」(研究社刊)シリーズはコンパクトにまとまったロングセラーですが、音声教材が別売のカセットしかなく、全て揃えるとやや高価です。近刊の「TOEIC速習本」(南雲堂刊)はレイアウトが見やすくてよいのですが、全部で9巻もあり内容に重複が多いように思います。勿論、既にこれらの教材で学習を始めている人は、わざわざ「中学英語で…」に乗り換える必要はありません。そのまま続けるべきです。<P>本書は上下2巻のうちの上巻で、約900の英文が収録されています。
<はしがき>にある九九の話しは、誰もが経験してるから素直に納得。<BR>この本と中学英語の文法(文法はやっぱり必要。知っていれば理解が早い。)を。<BR>日常会話でペラペラの`ぺら´くらいにはなれるはず。<BR>CDを活用しながら、喋って、喋って、喋ること!<BR>たまには休んでもいいけれど、自分のペースで続けましょう。<BR>何事も、継続は力なり。さぼりがちでも、継続すれば効果あり。
あんまり期待しないで買ったのですが、「やっぱり」という感じでした。<BR> 内容を簡単に説明すると、「簡単な例文を80回程度よみかえしていく、200文ぐらいそれを繰り返すと英語的な思考が出来る」というものです。まあ悪くはないですが、自分の期待したものとは違ったので、星3つということで。<BR>