身体が「ノー」と言うとき―抑圧された感情の代価 みんなこんな本を読んできた 身体が「ノー」と言うとき―抑圧された感情の代価
 
 
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身体が「ノー」と言うとき―抑圧された感情の代価 ( ガボール マテ Gabor Mat´e 伊藤 はるみ )

タイトルに惹かれて購入。「抑圧された感情の代価」という副題の通り、<BR>さまざまな理由で素直な感情表現を阻害され、その結果、深刻な病を患う<BR>に至った人々が、インタビューに答えて自らの人生を語っていく。読み進<BR>めていくにつれて、「ああ、そうなんだよなあ、そうなんだよなあ」と身<BR>につまされて、涙が止まらなかった。誰も好きこのんで感情を抑圧したわ<BR>けじゃない。愛を得ようとして、自分を守ろうとして、生き延びようとし<BR>て、無意識のうちにそうせざるを得なかったのだ。それが病気という結果<BR>となるなんて、人生ってなんて悲しいんだろう。人間ってなんて愚かなん<BR>だろう。と、思うと同時に、自分を含めた人間全体に対する、優しい慈し<BR>みの気持ちも湧いてきた。もっと自分にすなおになろう。自分の気持ちを<BR>大事にしよう。そこからしか、真の人生は始まらない。そう自然に思えた<BR>ことが、いちばんの収穫だった。具体的な処方せんが書いてある本ではな<BR>いけれど、自分の人生を見直すとてもいいきっかけを与えてくれる本だと<BR>言えるだろう。

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身体が「ノー」と言うとき―抑圧された感情の代価
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