この問題を語らせたらこの人の右に出るものはいないと思います。<P>わかりやすさに関しても抜群。<P>本書が書かれたのは2004年末頃と思われますが、原油市場の今後を占う上で重要なヒントがてんこ盛です。<P>まず原油を過度に地政学的に捉える古い考え方を排し、流通性の高い市場商品であることをわかりやすく解説。<P>原油市場の不完全性から投機対象になりやすいこと。資源枯渇論・悲観論に関する考察。<P>2004年時点である石油会社が今年の原油価格を04年水準から下落、28ドル程度とみていたエピソードに象徴されるようにことほどさように原油価格は予想しがたい。<P>現在の強気相場は続くのか。今の水準はオーバーシュート?<P>是非一読を。
この書では、石油からはじまり天然ガスへ至る日本がとるべき<BR>エネルギー戦略について明快かつ簡潔に解説がされており、<BR>最近の原油価格の高騰の背景の理解も深まります。<BR>昨今のニュース記事ではWTIがテキサスの原油価格を指しており、<BR>何故か世界の原油価格を代表して認識されているということは知識と<BR>してありましたが、どのようにして値が決まってくるのか、そして<BR>どういった理由で他の産油国の価格を決定する要素となってくるのか、<BR>などなど石油に関するパワーポリティクスを単純な力学として基礎から<BR>詳しく知ることができる一冊だと思います。<BR>私は著者の過去の書籍も参考に一読してみようと思います。
原油にかかわる常識の「うそ」や原油の値動きが大きい理由、最近ガソリン不足のニュースが流れた中国の話や石油発掘の方法等がわかる、とてもためになる一冊。<BR>石油関連の先物投資をやる人必見!