「ハロー!」って言葉を考えたのは誰かご存じですか?こんな世界中にひろまってる挨拶の言葉を、誰かが考えついたものだなんてことさえ思っていませんでしたが、エジソンが考えついた言葉なんでって。<BR>「ハロー」が発明される以前アメリカではヨーロッパの風習にならい、紹介されるまで知らない人には声をかけない、というのが礼儀だったそうです。それが「ハロー」の発明以降、知らない人にでも気楽に「ハロー!」と話しかけ仲良くなってしまうというアメリカ人的なスタイルができてきたんですって。<BR>このように、この本は思わず「へぇ~!」って思ってしまうエジソンの話がたくさん紹介されています。発明王であること、努力の人であることなど、エジソンは誰でも知ってる偉人ですが、それだけにとどまらず、マーケティングや広告の才を持つものすごい企業家であったり、思想家であったり、とても多才な人だったことがわかります。<BR>特に、筆者がこの本を書く動機の一つであった、エジソンが親日家であった、というあたり、初めて知った話であり、かつ、エジソンにとても親近感がわきました。
私にとっては従来持っていたエジソン観に人間身のある側面を加えさせてくれた一冊でした。人生観、仕事観に幅ができたよううに思います。その点、自分には視点を増やしてくれた一冊ともいえます、彼の功績を考えると必読の一冊、現状の打開やヒントになるメッセージともいえます。
エジソンの意外な一面や、考えていたことなどがうかがえる作品。主に彼のエピソードを中心に構成。文庫で読みやすく、しかも読んでいて飽きません。おすすめの一冊。