実に分かりやすい。<BR>これ程分かりやすい経済の本があるでしょうか。<BR>この本を読むことによって、今までよく分からなかった経済関係ニュースの意味が理解できるようになります。<BR>特に前提知識がなくても理解出来ると思います。
経済学者竹中平蔵と元電通のクリエイター佐藤雅彦による経済学講義。佐藤の投げかける感覚的で本質を突いた質問に対して、竹中が非常に分かりやすく現代の経済の解説を試みている。どの章も興味深いが、特に第4章の、「なにがアメリカをそうさせる」はアメリカが作られた歴史から、現在までのアメリカを”フロンティア”などのキーワードを使いながら分かりやすく説いている。なお、この中で出てくる佐藤の「歴史を学ぶっていうこと、つまりその国の本質がわかるということは、未来のことを推測できるというか、感じ取る力がつくということですよね。」という言葉には、感銘を受けた。<P> その他にも第8章の「お金儲けはクリエイティブな仕事」なども面白かった。企業に必要なもの-「イメージすること」、とか「他人の土俵で相撲を取れ」とか、ちょっと他の書物では手に入らない情報であると思う。<BR> 経済を学ぶのが楽しくなるお勧めの一冊である
小泉政権のめざすものが、すごくよくわかった。人頭税を最終的に目指していますと言っていただくと、選挙もわかりやすいです。将来の価値(お金)を生み出さないと、経済学では人として認められないんだなあということですよね。数字で結果を示せということですよね。確かに正論とは思います。でもそれだけじゃあ、あまりにもせこいですよ。お金に変えられないものも、大事ですよ。<BR>郵政民営化→郵便局のお金は株に投資→日経新聞の読者が増える、というわけでしょうか、この本内容のわりにとても安いです。