企業家、経営者、エンジニアなど100人の人々の「今」を描いています。<P>今を戦っている人々の姿には熱いものがあり、中には、今の日本についてかなり厳しいことを言っている人もいますが、そんな人たちの言葉は、今後をどう生きていくかのヒントになりました。<P>1人を紹介するのに4ページしか使われていませんが、内容は結構濃いです。
考えてみれば、この普通の文庫本サイズ(厚さもごく普通)のなかに、100人分の熱い生き様、人生観、未来への展望が詰め込まれているわけで……、つまりは、ひとりひとりのスペースは極端に少ない(ひとり分が3,4ページほど)。<P>けれど決して「物足りない」という感じがしないのは、ここに出てくる100人の「生き方」が、むしろ密度を高くして読み手にぶつけられているからだろう。<P>定価780円。ひとりの熱い生き方を7.8円で体験できる。間違いなく買いでしょう。(なんか無粋なこと言ってる気がする…)
心に響いてくる言葉が多かったです。日本のビジネスを切り開いている方の仰る言葉は、短くとも非常に説得力がありました。<BR>例えば、“「誰も何もしてくれない」という考えがなかった。(川島隆明氏)”や“勝算はやってみないと分からないが、初めから負けるなんて思ってはいない。(張富士夫氏)”といった言葉を読んだ後は、自分も頑張っていこうという気持ちがとても強くなりました。<BR>ビジネスに対してだけではなく、自分の生き方にも元気を与えてくれる本であると思います。