ベースにあるのは、投資のプロの技法、知識です。<BR>ですが、むづかしい専門用語は極力避けて、<BR>素人投資家に、資産運用の、とっておきのノウハウを開陳してく<BR>れており、大変、勉強になります。<P>本書を本当に理解するためには、プロの知識、つまり、<BR>分散投資、ポートフォリオ、パッシブ運用、アクティブ運用、<BR>アセット・アロケーション、ALM(資産負債管理)など、<BR>それなりの知識がないと、つらいのでしょうけど、<BR>著者は、難しい言葉はいっさい使わないで、そういう、<BR>プロの技と理論から導いた、素人投資家向けの投資術を<BR>解説しています。<P>もちろん、有価証券だけではなく、ポートフォリオ理論を<BR>背景に、金利選考の視点を加えつつ、生命保険や投資信託<BR>(これも有価証券か・・)や不動産投資にも言及しています。<P>全部で、20のルールに分かれて解説しており、結構読みやすい<BR>し、証券会社などにだまされないで、自己責任で、資金、資産を<BR>運用するためのテクニックと心構えが書かれていて、<BR>ルールを覚えやすくしているのも、ミソです。
私は株式しかやってないので、その部分だけで言うと、基本のファンダメンタルだけでも十分というより、それだけでやるのがベスト。テクニカルは愚である。という論調であった。<BR>投資本マニアになる前に読んでおけばよかったというないよう多し。
山崎さんは村上龍さんが編集する本やメルマガに良く出てくる人で、まっとうなことを言うなぁと感じていました。彼の一連の発言をコンパクトにまとめた本です。彼のホームページと重なる内容も多いけど、手軽に一気に読めるのは文庫本ならでは。700円に損はないでしょう。投資の入門書を何冊か読む際に、その中の一冊にお勧めします。アクの強い本に引っ張られない足場を持てるでしょう。株の入門としてルール28から付録までの一読を!