幸せの形が1つではない、選択することがたくさんある今の世の中で、多くの女性が自分にとっての幸せとは何かを探求している。仕事だけでもないし、結婚、出産だけでもない。不安を抱えたり悩んでいたりするのは自分だけではないとわかり安心した。<BR>いろいろな女性の姿が書かれているこの本を読んで、自分も「何が一番自分にとっての幸せなのか」を見つけそれにむかってがんばっていこうと元気が出た。
「働く女性の等身大」を、これだけバランスよく客観的に書ける方がいることにまず驚いた。相当の人数の方と直接話し、皮膚感覚で解ろうとし、そのコンテンツを過不足なく紡いでいるような本だ。その仕事ぶりが行間から垣間見ることができる。<BR>「サクセスはいらない、勝ち組になりたいと思わない、でも自分らしくハッピーでありたいー」そして「自分なりに幸せだと思えるような働き方」をしたいと多くの女性が思っている。周囲の男性、特に管理職には最も知ってほしいフレーズだ。<BR>最近仕事も順調で、30歳の誕生日を迎えた友人に誕生日おめでとうメールを打ったら、<BR>「楽しく仕事すると いい結果につながるんだと実感できるようになってきました。 これからも、充実した毎日を送れるよう楽しく過ごしていこうと思います。ますますの幸せを目指して進んでいきたいです」と返ってきた。<BR>サブタイトル通り<BR>「女と仕事のステキな関係」で「幸せをつかむ」ための本だ。
私は千代田区平河町にある会社に勤めているOLです。私たち女性と仕事の<実りある素敵な関係>を探った『働く女性の24時間』は、読んでいて思わず頷く内容が目白押しでした。著者の野村浩子にも魅力も感じてしまいました。ぜひ、皆さんもお読みください。<BR> ところで、私は<日経ビジネス人文庫>の大ファンなのですが、「こうした女性の視点から書かれた書籍をもっと刊行してください!」(あっ、これはレビューではなく、読者カードに書くべきことですね)。その点、今月は本書と『これが宮内庁御用達だ こだわりの名品50』(鮫島敦著)と、OLの私が読んでみたくなる書籍が2冊も刊行されて、大満足でした!!