本書は、日経新聞で掲載された「私の履歴書」を本にしたものです。「私の履歴書」は全て切り抜いて保存していたのですが、本になったことで買ってしまいました。<P>本書を読みながら、その時々の著作を併せて眺めると、より各著作でドラッカーが何を訴えたかったのかをより理解することができました。<P>あと、ドラッカーの年表、著作一覧が付いていたのは嬉しかったです。私はドラッカーファンなので、未購入の本があるかどうかを調べるのに役に立ちました。<P>ドラッカー追悼記念として、「ドラッカー全集」をどこかの出版社が出してくれることを期待します。
私がかつて入院していた際に初めて「まじめに」読破したのがドラッカーの書だ。<BR>本書は彼の履歴書という側面だけではなく、いろいろな発見がある本だ。彼は先週、天国へ召されてしまったが、本書を再度読むことで<BR>彼の本質により「近づいて」みたい。
本書は世界的な経営学の権威であり、日本のビジネス界でカリスマ的な影響力を誇るドラッカー氏の自伝的書物です。<BR> 一番の特徴は、ドラッカーという権威に親しみを覚えることです。彼も若いころには多くの失敗をしていたことが分かり、親近感を覚えると同時に、妙に慰められます。また、彼の人柄や考え方がダイレクトに伝わってくるので、参考になることも多いと思います。<BR> ドラッカーの著作を読み込んでいる人には副読本として、これからドラッカーを読んでみようかと思っている人には入門書として、とてもいい本です。文章が平易な上に短時間で読めるので、一読をお勧めします。