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大投資家ジム・ロジャーズが語る商品の時代 ( ジム・ロジャーズ 林 康史 望月 衛 )

 大投資家の投資指南書。<P> 知らない人向けに書くと、著者:ジム・ロジャーズはジョージ・ソロスとともにファンドを創設した有名な投資家。バイタリティにあふれ、改造ベンツで世界一周をした人です。彼のホームページにはその写真があります。<BR> 彼によると世界を一周した結果、これからは株ではなく商品だそうです。なぜか。。。<P> ・中国等が急激に経済発展すると原材料の需要が拡大する<BR> ・原材料の生産調整は遅い<BR>   → 商品価格に好影響<P> ・企業は原材料のインフレで原価率が悪くなる<BR>   → 株価に悪影響<P> 上記論理は前著作にあります。基本はそのままに本作は歴史的な実証などを行い、やはり商品が良いと説明しています。<P> また本作は具体的に商品に投資する方法も示しています。<BR> 商品が値上がりするのを予想して投資する場合、原料を扱う会社の株で運用することも考えられますが、<P> 「銅はゼロになることはないだろう」<P>という表現ですが商品への投資を勧めています。最もお勧めは彼の運営する商品インデックスで運用することのようです。<P> で、私これをやりたかったのですが(商品先物で長期運用は手間)、なかなか難しく運用開始に至っていません。<P> 日本語訳には日本人向けの運用方法が書いていたりするとよいかもしれません。<P> ちなみに、原油が高値を更新していたりするのを見ると、もう遅いかも。

 大投資家の投資指南書。<P> 世界を回った結果、これからは株ではなく商品だそうです。この点は前著などでも論じていますが、基本はそのままに本作は歴史的な実証などを行い、やはり商品が良いと説明しています。<P> また具体的に商品に投資する方法も示しています。商品が値上がりするのを予想して投資する場合、原料を扱う会社の株での運用や、原料生産国の不動産等も検証していますが、商品への直接投資を一番勧めています。<BR> そして更に商品先物業者や口座の種類等を説明しているのですが、これが米国の事情にあわせたものになっています。<P> 翻訳版には具体的投資方法を日本向けになっていることを期待していたのですが。。残念。減点1。

前2作は面白い冒険の話として読めました。<P>今作は実際の投資についてのアドバイスと、なぜそれを薦めるかについてのJimの分析が記されています。<P>前作で彼が指摘したように、素材商品は色々な理由で今後上昇を続けるでしょう。原油高も一時的な現象ではなく、彼の分析によれば今後20年近く継続する一連のComodityの値上がり傾向の一面でしかないように見えます。<P>商品先物は恐ろしくて手を出したいと思ったことは無いのですが、この本を読んで考えが変わりました。もう少し早く読みたかったですが、翻訳を待っているよりは早く読めたので、投資には少し有利でしょうか。。。<P>金融アナリストで前回のコモディティー市場がブルの時に、業界に居た人は居ない。もしかするとまだオムツをはいていたころかも知れない」という彼の言葉には笑ってしまいました。<BR>でも、彼の分析のグラフを見ると、彼の言っていた事が非常に正確であることが分かります。<P>翻訳される前に読んで、「Buy Cheap」を実践しましょう。

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