わたしは司法試験なんて全く縁のない人間です。別の世界のできごとです。が、<BR>本書に書かれていることはしごく全うなどころか文句ナシの出来栄えです。<BR>過去問からの逆算、目標を立てて邁進すること、人生の目的の見定め、テープの速聴、大量反復、凡人はスピードで勝負、モチベーションの保ちかた、期限の設定など‥‥<P>あやしい合格体験記などを読んだり聞いたりするより本書を熟読し片っ端から実行するほうがはるかに効果的である。<BR>また前半の著者の失敗談も愛嬌を感じます。<BR>大学受験に換算すれば本書を知らずに右往左往で地に足のつかないトンチンカンな勉強を繰り返すよりは10倍(いやもっとかな)楽に同じところ(点数)に到達できます。やらない道理がない。
それで人間の全てがはかれるわけでもなく、運の要素も大きい、<BR>しかし目標の学校に入るためや、資格を取るために必ずくぐらなければ<BR>ならない関門、それは試験。<BR>どうせくぐらなければならないのならば、極力ムダな作業を廃して<BR>効率的にしようというのがこの本の主旨。<BR>全部が全部、首肯できたわけではなかったが、問題集の使い方など、<P>かなり目からウロコで参考になる。また文章が面白く飽きさせない。<BR>著者が予備校の人気講師だというのが理解できた。<BR>最難関の国家試験である“司法試験”を主たる対象として書かれた<BR>本だが、かなり応用の利く内容なので、<BR>何かの試験を受けようとしている人にオススメである。
著者は、知る人ぞ知る受験生バイブル「P&C方式「速攻」司法試験突破術」の井藤公量先生です。<P>一言で言えば、<P>「問題を解かずに覚える」<P>という受験勉強の方法論を説いた本です。<P>P&C方式との違いは、対象を司法試験受験生に絞っていないこと。<BR>内容はP&C方式とほぼ同じですが、資格試験や大学受験にも応用できる内容になっています。<P>僕自身はこの本を読む前に大学に合格していたので、弟に読ませるために購入しました。<BR>その弟は、今年志望校の国立大学に合格。<BR>「問題を解かずに暗記する」というやり方が非常に役立ったとのことなので、この評価にしました。