柴田さんは有名だが、この本は個人的には進められない。<BR>この本に載っていることは当たり前のことばかりだ。それより予備校の藤連を受けたほうが効率的。
本書は「論文」の書き方ではなく、あくまでも「答案」の書き方である。<BR>本書を読んでも、完全には「機械的」とまではいかない。<BR>しかし、「機械的」にできる部分、すなわち、答案作成において、あまり時間をかけたくない部分を理解するには非常に参考になる。<BR>答案作成は、内容勝負である。<P>ただし、内容を伝えるためには、うまく「みせ」なければればならない。<BR>本書は、このうまく「みせる」技術を習得するには最適である。<BR>本書をベースに、自分の作成方法を編み出してみてはいかがだろうか。
論文をある程度かけるレベルに達している人も、一度は読むべきだと思う。<BR>論文の作法を分かりやすく、しかも実践的に書いてある。感覚的に、あるいは断片的にしか分かっていなかった論文の作法を、具体的に、しかも体系的に理解することができると思う。<P>また、本書で論じられている論文の作法を、実際に問題を解いていくことで確かめられる『司法試験機械的合格法 論文対策演習講座』もお勧めである。