最初に「アクノリッジメント」という舌を噛みそうな単語が出てきたとき、「アァ、また難解なカタカナが出てきてしまった」と憂鬱になってしまったが、さすが筆者の方は心得ていて、誰にでも馴染みやすい「ほめる」に焦点を当て、相手にやる気のエネルギー与える手法を伝授してくれる。<P>具体的な事例や物語を交えているので、共感できる部分がたくさんあり、読み終わるころには「アクノリッジメント」がすっかりインプットされてしまった。人のタイプごとに、それぞれ「ほめどころのタイミングとツボがある」などは、すぐにでも実践できる。<P>それにしても、人はみな「誰かに自分を認めてもらいたい」、とりわけ「自分が必要とされている」と実感したいと、日々渇望しているものだとあらためて思う。私は!!!×いち」だが、うまくいかなかった理由に、この本を読んで、何だかガッテンがいってしまった。徹底的につくすタイプの彼は、1人そこで完結していて、私に「君が必要だ」というメッセージを発することはなかった。その意味で私は孤独だったと思う。<P>でもこれからは、私も相手の言葉を待っているのではなく、自分から発信していくことで、よりHAPPYな人生にしていきたい。
コーチングがいろいろな形で注目を集めています。特に、ビジネスの分野では、新しいマネジメント・スキルの一つとまで言われ、これからのマネージャーには必須スキルだとも。<P>著者の鈴木さんは多くのコーチング本を書かれていますが、基本的にわかりやすく、やってみようかなと思わせるのが上手!この「ほめる技術」もその一つといえます。<P>コーチングを始める上で、相手を認める(アクノリッジする)ことは非常に大切なこと。例えば、責任感をもたせるためには、相手に選択権を与えることが必要だと言われます。この本では、ノーという選択権を与える必要性についても、「一方的なアドバイスにはアクノリッジメントがありません」。「だからアドバイスするときには相手に選択権を与えたいものです」と!っかり書かれています。<P>理論が先か実践が先かは別の機会におくとして、実践できる内容がふんだんに紹介されています。きるようになったあとに、こういう意味があったんだなって気づくこともできます。<P>コーチングに興味のあるすべての方にお勧めできる1冊です。
「ほめる技術」と「熱いチームを作る4つのタイプ」には、そっくり同じページが十数ページある。<BR>「ほめる技術」と「心を動かすリーダーシップ」では同じネタがいくつかそのまま使われている。<P>同じ著者の本を複数購入される方は買う前に本屋で重複部分をチェックした方がよい。