業務システムのための上流工程入門―要件定義から分析・設計まで みんなこんな本を読んできた 業務システムのための上流工程入門―要件定義から分析・設計まで
 
 
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業務システムのための上流工程入門―要件定義から分析・設計まで ( 渡辺 幸三 )

上流工程では、単純に書籍を読めば誰でも必ず成功できるというものではなく、その人の経験やセンスによるところが大きい。<BR>この書籍は、そのセンスを磨く方法を具体的に解説されている。<BR>上流工程を少し経験したことがある人が読むと、ものすごく上流工程の流れが把握できると思うが、経験やセンスがまったく無い人にとっては、理解できないもの(習得できないもの)に成るかもしれないと思う。

非常に手堅い、堅実な本です。若いエンジニア、特に「Webアプリケーションの開発からキャリアをスタートし、基幹系業務システムの経験が薄い」エンジニアに強く勧めたいです。<BR>著者は、業務システム(ビジネスシステム)の上流工程について、輸入された理論や知識、図法を形だけ適用するのではなく、現実の経験に照らして整理しています。<BR>その態度は、まさに「工学的」で、非常に勉強になります。デスマーチ的な日々に埋没しがちな私は、尊敬しないではおれません。システム開発を成功させ、顧客に利益をもたらすためには、こういう工学的な態度を持っているべきだな、と。<P>他のレビューではあまり触れられていないようですが、本書の後半に列挙されている「上流工程で適用できるパターン」の考え方は、特筆に値すると思います。<BR>最近では、「パターン」といえば「デザインパターン」であり、設計以降で利用されるものとしてとらえられていますが、著者は上流工程でのパターンとして、「業務フローのパターン」「データモデルのパターン」「機能モデルのパタ-ン」「サブシステム分割のパターン」の4種を挙げ、抽出を試みています。<BR>若干、一般化が進みすぎているという感はありますが、業務に関して一般的な知識を得ることができ、とても有意義です。<P>あえて難点を挙げるとすれば、DFD、ERともに著者によるアレンジが加えられていることでしょうか。<BR>アレンジ自体は、著者の優れたアイデアであり、書かれていることはよく理解できます。しかし、実務で使おうとすると、ER描画ツールが対応していないのです。また、他のエンジニアに、記法から説明しなければならないのです。この点は、やむを得ないところですが、読者の側に若干の注意が必要なところになります。<P>とはいえ、全般に読み応えのある、よい本です。経験則や、現場のやりかたに慣れて、より良い方法を考えるのをやめてしまいがちですが、この本はそうした惰性を断ち切るチカラになるでしょう。多くの人に読んでもらいたいと思います。

私は、筆者が上流工程を設計されたシステムを今でも担当しています。筆者が設計されたDBの素晴らしさは、7年経った今でも色あせることはありません。筆者に5年ほど前に上流工程について講習をうけたことがあります。そのころ私は、SEとしての経験も浅く正直筆者の話に感銘はうけましたが実践するまではいたりませんでした。それからの5年間で私自身いくつかのシステムを立ち上げましたが、その中で筆者より教わったことを断片ながら応用しシステムの立ち上げに役立てることができました。今回この本を購入し読み進んでいく中で、私が最近感じているシステム開発の難しさ、それに関する解答を見出すことができました。すばらしい本です。

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