これまでにも製造業に関する書物は数多く出版されていますが、いずれも生産管理や品質管理など断片的に理論・手法の解説したものが多く、本著のように製造業をあまり知らない人でも、製造業の全体の仕組みが理解できるように、分かり易く解説したものは少なかったように思います。<BR> 特に第2章「工場見学」や第5章「レポート」など、このような視点で<P>製造業を解説したものは稀で、製造業を知る上で何が大切か著者の製造業に対する造詣の深さに感心しました。<BR> これから製造業に関わりを持たれる方は、まず本著「工場の仕組み」<BR>をガイドブックとして読まれ、その上で専門書を紐解かれるとよいと<P>思います。特にこれから製造業に入られる新入社員の方はもとより、製造業を対象としたシステム関係の仕事をされているSEr.の方々には製造業の基礎知識を学ぶ指南書としてお奨めします。
この本は、製造業の業務全般について、分かりやすく実感の湧く記述内容になっており、ユーザ企業(製造業)での実務経験を持たない学生やSE(システムエンジニアー)にとって基礎知識を身につける絶好の教科書となっている。
現在生産管理システムを大学で学んでいるが、大学で使用する教科書はなぜか難しく、理解し難いものが多い。<BR>この本は難解な生産管理の考え方やMRPの計算方法などが図を用いながら、わかり易く書かれていた。<BR>試験対策だけではなく、工場のしくみや生産管理を基本から理解したい学生には非常に有効な本であると考える。