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好き嫌いで人事 ( 松井 道夫 )

 現状を常に否定しながら将来のビジネスモデルを真剣に模索している社長が、自らの経営哲学を語った本です。<P> 大正7年創業の歴史ある証券会社を継いだ著者は、著者は次々と経営革新の策を断行していきます。大きな転機になったのは、外交セールスをやめてコールセンター中心の営業に舵を切った時でした。ベテランセールスマンは、「こんな社長に付いて行けるか!」と次々と会社を去りますが、著者の賭けは成功しました。<BR> 対面セールスという一種効率の悪い営業を止めて退路を断った松井証券は、インターネットブームの先頭を切ることによって、売上高・経常利益をグングン伸ばします。4代目社長になった頃、年間売上高は1000億円でしたが、今の松井証券なら1日で売上てしまいます。160人の会社で年間売上高360億円以上、経常利益率62%という驚異的な業績の会社に変貌しました。<P> そんな著者が社員に言っているのは、「どうか頑張らないでください。頑張らないでも儲かる仕組みを頑張って考えて下さい」「給料をもらって働くのではなく、働いて給料をもらう、と発想を変えて下さい」ということです。<BR> 社員の給与体系もガラッと変えました。退職金をやめて、相当分を今もらえる給与に加算。ボーナスなしの完全年俸制に移行しました。しかも給与査定は能力主義でも成果主義でもなく実力主義。人を総合的に評価すると好き嫌いの要素を撲滅することはできないのだから、“実力主義”とは、言い換えれば「好き嫌いで人事」ということです。<P> 経営判断を誤ったらいつでも辞める、と著者は言います。本書に具体的数値は書いていませんが、講演では「現在30%のROIが10%を切ったら辞める」と断言していました。<P> 著者のいう激動の時代に会社を経営していくことがどんなに大変なことか。その厳しさと今後も成功し続ける気迫と自信が伝わってくる一書でした。

人事担当者として言いたくても言えない一言がズバリ本のタイトルになっている。<BR>成果主義が日本企業を席巻し、「成果をいかに精緻に、客観的に、科学的に測定するか」に多くの企業が腐心してきたが、理論武装した評価基準は、結局「何か違和感がある」ものにしかならず、しかし正面きって反論できないやっかいなものになってしまった。そのような評価閉塞状況の中、あの「虚妄の成果主義」(高橋伸夫)、「内側から見た富士通『成果主義』の崩壊」(城繁幸)が契機となり、最近、人事制度の方向性を考え直す一連の著書をよく目にするようになってきた。<BR>が、この本は、それらの力のはいった主張を軽々と超え、奔放な、しかし実感と納得性、そしてなによりそれを実践しているという実現性をもって、ごく自然体で「人事って、そんなにこねくりまわすものではないでしょう」と、じつに清々しい考えを披露している。<BR>この本に書かれている考えは、松井道夫社長率いる松井証券であるからこそ活きてくるのではあるが、理屈の鎧を取り払い、人事の原点を見つめるよい機会になると思う。

まず、項目のタイトルがおもしろい。「タコツボ人間 ドツボに墜ちろ」、「社長は株主の雇われマダム」・・・・。文章は少し過激かも知れないが、内容は経営者なら当然と言えることだと思います。この本を読むと松井証券のファンが増えるでしょう。

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