大家さんが気になるのはやはり空室です。<BR>どの答えが正解というのは無いと思いますが、大家さんなら空室リスクは悩みの種であると思います。<BR>この本はその心配事に関する1つの答えの出し方だと思います。<BR>所有物件の立地、環境、築年数、対象者によって考え方は違うと思いますが、解決策の1つとして一度は目を通すべき本ではないでしょうか!<BR>私はすごく関心しました。<BR>ただ同じことを実践するかは解りませんが。<BR>考え方としてはすばらしいと思います。
感動本である。<BR>著書は50歳で専業主婦からいきなり億単位の借金をして物件を建築、大家さんデビューした。これだけ聞くと「とても真似するのは無理。。」と考えがちだが、この本には大家業を営もうとする人にとって参考になる実例が満載されている。<BR>一言で言えば、それは徹底的したサービス業としてのプロ意識といえよう。著者は一貫して住んでいる人の立場にたった観点で物件を見直すことを忘れない。そして今では入居者に「この物件は年々よくなるね」と声がかかるほど住民に好評なものにしたてた。<BR>その間彼女は宅建や簿記の資格をとって理論武装に備え、掃除を徹底させたり、生花を飾ったり、エレベーター内のマットを華やかなものに変えたりするソフトウェアを充実しつつ、インターネット環境の整備、宅配ボックスの設置、住宅設備の更新も早めに実施してハードウェア環境も整えてきている。さらに知識欲が旺盛でかつ感じよい大家さんであるために外見にも気をつけているという。齢60歳を超えておられるとのことだが、著書の写真の若々しくてチャーミングなこと。いろんな意味であやかりたいと強く感じた本である。
今までの賃貸経営本とは本質的に異なる。<P>空室対策などの狭義対処的な経営ではなく、お客様である入居者にいかに心地よい住空間を提供するかというサービス業としての大家業を実践されている。これからの大家業は単なる場所貸しではなく、ホテルやディズニーランドのように心地よい場所と時間を提供するサービス業・エンターテイメント業へと変貌することを予感させる。<P>さらに、本人は意識しているか否か不明だが、”入居者を退去させない”という究極の空室対策は米国プロパティマネージャー精鋭たちの基本戦略であり、洋の東西を問わない賃貸経営の本質へと至った著者のビジネスセンスに脱帽である。