私は会話術の本が苦手だ。どうもわかりきったことや「言わずもがな」のことを延々と書いていて、あまり気分がよくなかった。他人の会話にとやかく言っているのも、良い趣味には見えなかった。<P>そんな人にも面白い本。<P>まず、今までの会話術本のほとんどは「日本人的発想」に基づいている。言い回しの気遣い。言葉のニュアンスに心を配ること。<BR>つまり【相手を傷つけないで会話術】なのだ。<P>それは精神的に疲れる！こんなのいちいちやってらんない！<P>この本は違う。英国風のというよりも、まさしく【英語的発想術】なのだ。英語の文の流れは、「直接的」で「ポジティブ」だ。アメリカっぽいと言ってもいいかもしれない。この本に書かれてることのいくつかは、私も英語の授業で聞いたことがある。現状はよくない、でもこうしてよくするよ、なんてところ。<P>じゃあ「アメリカ流」なのか？いや、この本では【マナー】が大事なポイントとして加わる。<BR>直接的な発言に心遣いが加わることで、会話に厚みができる。つまり紳士である。<P>さらに優れているのは「まとめると五つのポイントになる」ということである。覚えやすく、そして本を読みやすくしている。なぜなら、全ての文章は「ポイント」についての文章だからである。だらだらした会話術本とは、全く違う。<P>そして最大のポイントは、日本人がこれを読むということだ。<P>あいまいな日本人とストレートすぎるイギリス人の良いところだけを集めた会話術が可能になるのだ。詳しくは本書を読んでほしい。私の説明よりも、豊富で面白い実例が一杯だからだ。
会話術で成功と幸せが一緒に掴める？ ウソだろ？<BR>というのが本を手にしたときの正直な感想だったが、<BR>読み進めていくうちに納得。<BR>お客の顔も見ずに「ありがとうございました」と<BR>心のこもっていない言葉を一流店などで聞かされ、<BR>今までのおいしいご馳走もすっかり台無しという経験を何度もしていたので、<BR>「マナーなテクニックではなく心だ」という著者の言葉にいたく共感した。<BR>いつもありがとうの気持ちを持つこと、そんなちょっとした心がけで<BR>自分がそしてまわりの意識が変わり、幸せになれるマナコミを、<BR>今日から実践してみようと思わせる本。<BR>今日から心のこもった「ありがとう」を言おう！
この本を読んで涙がでました。私も頑張ればきっとしあわせになれると思いました。当たり前のようなことだけどそれを実行していない人が多いと思います。その当たり前のことも英語に置き換えて説明をしてくれているので大変わかりやすかったです。西出さんの本にはいつも愛がいっぱい詰まっています。この本、TVでも紹介されていました。心理テストの番組でした～～が、自分のことしか考えていない人にぜひ読んで欲しい一冊ということで紹介されていました。自己中心的な人が多い世の中なので、このような内容の本がもっともっと出版されればいいなと思います。
