経典のようなものは読めば読むほど、そして経験を重ねれば重ねるほど、言葉と体験が繋がります。その意味で、こちらはその言葉と体験のGAPを埋める意味で大変な勉強になりました。相場の実際の場面で直面する「わかっているが、そうは言っても、やるのが難しい・・」なんていう相場師の葛藤をどう技術でカバーするかなど、生き残りにはない「しのぎ方」がいろいろ見えてきます。
投機と投資の差異をしっかり意識して書かれた本に初めて出会いました。<BR>名著の生き残りのディーリングも素晴らしい内容と思いますが、それだけにディーリングよりタイムホライズンがとにかく長い、投資への著者の見識の広さ、懐の深さに感心しました。投機と投資、この両方への使い分けができたらと思いますが、これは夢のように思えます。<BR>(自分には初心者むけの内容とは全く思えません)
名著「生き残りのディーリング」の一部を分かりやすく噛み砕いた内容になっています。こちらの意味が分かる方には不要でしょう。(よって星は4つです。)<BR> チャートの見方などについても簡単に触れられていますし、これを読んですぐ利益を出せる内容ではありませんが、<BR>初級者を脱出しかけの方には一読してみる価値は十分あると思います。(まあ、読まれてカモが減って嫌なのが本音なのですが・・。)<BR> 「株を極める」と書いていますが内容は為替やオプションにも触れられており、分からない人はこういうのもあるのだなと軽く読んでみましょう。視野が広がるかもしれません。<BR> 最後に、あとがきの「負けることを恐れるな!」を読んで改めて励まされました。(私はここだけで値段の価値があると思いました。)<BR> 攻撃は最大の防御なり、素早い損きりで身を守りつつ果敢に攻めることが投機で勝つ最大の秘訣だとやってみてつくづく感じます。