隣の部屋で寝ている子どもは、ほんとうに寝ていると思いますか<P> 夜の街ではなく、夜の部屋で明日を夢見ることできず、苦しむ<P> リストカットをして、なんとか生きるためのバランスを取る<BR> <BR> いっぱいの哀しみの中で息をしているんです<P> あなたの子どもがそうかもしれないんだ <BR> 一歩出れば、重いかもしれない一歩が出れば、出会いがある<BR> 大人はいっぱい優しい人がいる <BR>私たち若者、大人は互いにピリピリしている社会に生きていないだろうか<BR> はりつめた心、傷つけられた私やあなたがいる <P>しかし、信じよう 明日から違う私がいて、あなたがいる<BR>それは笑顔でいっぱいの君だ それが必ずできる <BR>私たち大人は君たちのために生き、君たちのそばにいる <P>
私には、子供がいますが、<BR>普段の子どもに対する姿勢や態度を考えさせられました。<P>私は、子どもの側にちゃんといるのだろうか?<BR>口で「あなたが大好き」「大切」と言っても、<BR>子ども自身が「自分は大切だ」と実感できるような<BR>態度をとっているのだろうか?<P>おそらく、子どもが自尊心を傷つけるような接し方や<BR>怒り方をしているに違いありません。<P>この本を読んで、子どもの一番身近な大人としての責任を<BR>痛感しました。
日本の子供達が置かれている現状というのは、ここまでひどいのかと教えられる。<BR>買春される小学生、ドラッグ中毒の中高生、リストカットする多くの子供達。<P>横浜の繁華街を夜、生徒指導で回っていた水谷先生。<BR>「夜回り先生」が出版されてから子供からのメールの相談が32,000件にも及ぶという。<BR>どこにも出せなかったSOSをこの人が受信している。<P>本当に命がけで子供達を守ろうとしている。<BR>夜の世界から昼の世界へと戻そうとしている。<P>目の前の子供達としっかり向かいあい。<BR>そして、その存在価値を認めていくことの大切さを教えてくれる。<BR>本気で生きることの強さを教えてくれる。