「行列のできる法律相談所」などで活躍中の橋下弁護士。<BR>そんな彼が、本業である弁護士・交渉代理人としての自分のテクニックを解説したのが本書である。<P>肝心の中身だが、これがおもしろい。<BR>きれいだが実戦では使えない交渉術が羅列されている本とはひと味違う。<BR>どれも生々しいテクニックばかりである。<BR>中には、「本当に現役の弁護士が書いたのか?」と思わせるような刺激的な内容までも含まれている。<BR>むしろ、ここまでやるから交渉代理人という仕事が舞い込んでくるのかと、感心さえもしてしまう。<P>弁護士の交渉術というと、法律の知識をフルに使って、司法の力で相手を打ち負かすものだとばかり思いこんでいたが、本書を読んで考えが180度変わったと言わざるを得ない。<BR>弁護士といえども、普段の交渉は一般の人と同じである。<BR>逆に言うと、本書で書かれていることは、一般の交渉においても十分に使えるということだ。<BR>それだけ、万人に通じるテクニックだからこそ、その威力も大きいのだろう。<P>明日から使える実践的な交渉術を学ぶ実用書としても、橋下弁護士の使う交渉術を楽しむ読み物としても、どちらにも使える1冊である。
この本はけっこうスゴイ。<BR>著者の実践的テクニックを包み隠さず書いている。<P>しかもその内容が、よくある心理学書や交渉本・営業ノウハウ本などに<BR>書かれているものとはちょっと違う。<BR>つまり、著者独自の具体的な経験・試行錯誤をもとに書かれた内容だということがよく分かる。<BR>非常に泥臭いけど実に説得力のある内容だ。<P>今までに心理学や交渉術などを机上でよく勉強している人ほど、<BR>この本を読むと未知の衝撃を受けるだろう。<P>テレビで見せる軽いイメージが先行しているが、<BR>この本を読むと彼へのイメージが一変する。<P>自分がもし何らかの件で弁護士の必要があれば、<BR>ぜひこういう人に頼みたい。
~感情はありません。<BR>相手に『YES』と言わせるためなら、どんな手段でも使う。<BR>その具体例と、『YES』と言わせる方法が詳しく書かれています。<BR>こうしたほうがいい、と言ったことだけでなく、こうするから負ける、といった普段なかなか気づきづらい原因まで、詳しくそして端的に書かれています。<BR>それぞれのトピックスの最初に要点を一言添えてあり、そこか~~ら細かく説明していく、といった方法で書かれています。<BR>はっきりいってしまうと、人情深い人には刺激が強いかもしれない、そういった『交渉術』。でも、そこまでしないと生き残れないのも現状かな、とも感じます。<BR>漠然と交渉を進めていくのではなく、ちゃんとターゲットを絞り、明確にする。その為にはどうするか。<BR>非常にわかりやすくまとめてあります~~。1度読んでみることをお勧めします。~