語学の文法の本は、独力で勉強しようとした場合最後まで読み進める前に投げ出されてしまうこともある。<P>しかし、この本は単語を最小限に抑え、途中で単語が分からずにいらついたり、やる気をなくしたりしないように配慮されている。「フラ語動詞、こんなにわかっていいかしら」にも見られるように、初めて出てきた単語や、文章には、その下に読み方がカタカナでふってある。<P>項目も細かく分かれていて、それぞれの導入部分が身近な内容で面白い。例えば、「温泉つれてってね」「私だけを愛して」などの普段使うような会話から命令形を導入している。<P>練習問題や、疑問を解決するコーナーもついていて、自力で読み進めることができる。学校などで授業をとっている人にとっては、予習・復習もできる。<!!P>筆者も「難しいこと抜きで」といっているように、専門や短大、大学の1年生で習う基本的な内容であり、仏文や中・上級者にはお勧めできないが、初心者には頼りになる一冊だと思う。
今年から大学生となり、第二外国語にフランス語をえらびました。<BR>夏休みのあいだに、春学期分の範囲ぐらいは完璧にしたくて、<BR>帰省に際しては、授業でつかう参考書もいっしょに持って帰っ<BR>たのですが・・・<BR>あ、頭に入らん!先生の説明がないと、使いづらいことこのう<BR>えなし!<BR>で、独習用にわかりやすいフラ語参考書を求めていて、アマゾ<BR>ンで最初にヒットしたのがこれでした。<BR>しかし、それまで本屋で実際にみてきた参考書に、なかなかぴ<BR>んとくるものがなかったので、この本にもかなり懐疑的(中身<BR>うすそ~だったので・・・)。<BR>で、書店で実物をみたうえで、この本に決めました。<P>この本の感動的な点。<BR>それは、「詳し過ぎず、あっさり過ぎず」の一言に尽きましょう。<BR>それまで見てきた参考書は、細かすぎるか簡単すぎるかのどっ<BR>ちかでした。<BR>細かすぎるものは、詳しすぎて(それでも初心者用でしたが)<BR>夏休みの間に仕上げるには中途半端。そして、これまた頭に入<BR>らなさそう・・・(そういう参考書は、たいてい黒一色刷りの<BR>細かい文字)。<BR>あっさりすぎるものは、大学の教科書程度につっこんで書いて<BR>はくれず、本当に重要な部分をまとめているだけ。<BR>私がこの本に対してもっていた懐疑心も、その点にあります。<BR>ですが、この本を書店でぱらぱらめくって驚きました。<BR>その軽そうな外見とはうらはらに、軽いだけではなく、けっこ<BR>うきっちり中身がつまっているのです。<BR>この薄さで、よくぞやってくれた!という感じです。<BR>重要部分のまとめも見やすくなっているし、初歩をおさえるに<BR>はいいんじゃないでしょうか?<BR>ただ残念なのは、やはりCDがついていないこと。<BR>フランス語独特の発音は、聴いておぼえるしかないので、CDが<BR>ないのはけっこう痛いです。<BR>けれど、それを差し引いてもよい本です。<BR>おすすめします。
文中の先生の巧みなトークにはまってしまって、フランス語が面白く感じ始めました。<BR>日本語からまーーーったく違う語学を勉強する際の不安が一気に消失しました。なぜだろう??やっぱり、先生のトークのせいでしょう!<BR>この本を読んでから他の参考書を読むとなぜだか意味が飲み込み易い。<P>逆に、他の参考書を読んでからこの本を読むと「あぁ、これを言ってたのか」と納得。どうにでも活用させてもらえる素敵な本です。巡り合えて幸せです。