大切な子供たちに「死」と言う物を伝えるのは大変難しい。特に自分にとって身近で大切な存在の「死」をどう伝えたらいいのか・・・・あなぐまさんからもらったたくさんの物達、それは大切な愛や言葉や知恵、心の中に生き続ける宝物になる。「死」とは全てが消えてなくなる訳ではなく、きちんと心の中に生き続けるものがあるんだよ。生きていることにより沢山の物を与えたり、与えられたりしながら命は伝えられていく物なんだよ。「死」から学ぶいろいろなこと、悲しい事ばかりじゃないということを子供達に自然に伝えられる絵本です。幼稚園の年中さんか、年長さん位になったら、きっとこの思いは伝わるんじゃないかな? 是非、親子で読んで頂きたい本の一冊です。
死ぬことの意味がだんだん分かってきて、恐い!と泣く息子に、幼稚園の先生が勧めてくれた本です。人はみんなアナグマのようにいつかトンネルの向こうに行ってしまうんだよ、と言うと初めは泣きましたが何度も読んでというのです。読むたびに少しずつ落ち着いていきました。私もアナグマのように人に慕われる人になりたい、と思いましたし息子にもそうなって欲しい。なので、息子が大きくなるまで大事にとっておきたいと思います。
命には間違いなく限りがあるのですが。<BR>その人が生きた「証」ってのが必ずあるということを教えてくれます。<BR>そして、どうやらそれはお金では買えないみたい。<P>年をとって死んでしまったアナグマにまつわる物語なんだけど。<BR>読み手がこの話をどう受け取るのか。<P>ボク個人としては、このアナグマが友達の幸せを見て自分の幸せを感じることが出来る能力(?)が備わっているということ。<BR>話の最初にサラッと書かれているのだけど。<BR>こういう人になりたいなぁ・・と。<BR>しみじみ思いました。<P>隣の不幸は密の味なんて言葉もあるけれど。<BR>そういう味わいでは、やっぱり幸せにはなれないんだろうな。<P>ボクは人に何を伝えて行こうかと色々考え始めました。