チョコレート工場の秘密    ロアルド・ダールコレクション 2 みんなこんな本を読んできた チョコレート工場の秘密 ロアルド・ダールコレクション 2
 
 
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チョコレート工場の秘密 ロアルド・ダールコレクション 2 ( ロアルド・ダール クェンティン・ブレイク 柳瀬 尚紀 )

 映画を観て興味が湧き購読しました。<P> ですから、当然お話自体はとても面白いです。<BR> <BR> しかし、翻訳が他の方も書かれているように問題が有るように感じます。<BR> 工場で働く小さな人々ウンパルンパの歌の歌詞訳は韻を押さえてあって中々面白く感じましたが、登場人物の名前にはかなり違和感を感じました。<BR> 訳者の方があとがきで、登場人物の名前を「イボダラーケ」とか「ブクブクスキー」とかに何故に改訳したか色々理由が自信ありげに述べてありましたが(深読みしすぎの感有り)、原文に隠された言葉遊びの部分をふざけた名前に変えないで、その意味や遊びの部分をそれこそ後書きで説明していただけるだけで十分だったと私は思います。<P> 妙に引っかかってしまい、読書中気になって仕方が無いです。<BR> 従って物語に集中できませんでした。残念です。

日本人に向けた日本語訳というのは悩ましいものです。<BR>はっきりいって完璧な訳というのは存在しません。<BR>特に言葉遊びや,呼称に潜んでいる意味まで訳する場合は,日本人が感じる原作の響きを壊しかねないため,この本のように賛否が分かれてしまうのでしょう。<P>ただ今作のような児童書の場合は,可能な限り日本語の知識だけで作品に内包される意味が伝わるのが好ましいと考えます。<BR>原作を知っている日本人にとっては「べルーカ・ソルト」の方が好ましい名前に感じても,実は英語圏の人とっては「イボダラーケ・ショッパー」に近い,皮肉めいたニュアンスで伝わっていることを忘れてはいけません。<BR>世間に認知は,子供にとっての認知ではないのです。<P>それでもホイップはどうしようもなかったようです(笑)<P>ただ不満がないわけでもありません。<P>柳瀬氏の児童書訳全体に言えることなのですが,子供向けというのを忘れている感があります。<BR>今作もちょっと難しい言葉が多いような気がしました。<BR>氏のことですから,わからなかったら辞書を引いて調べろと言いたいのかもしれませんが…<BR>韻を踏んだ詩の訳自体は素晴らしいと感心しましたが,もう少しリズムが欲しかった。<BR>あと,あとがきの翻訳蘊蓄は,もう少し抑えめでもよかったですね。

今回初めて映画を見て、原作の本も読もうと思い至りました。<BR>旧約の本を読んでいない私としては解りやすく読めたように思いますし、歌詞の韻は純粋に面白かったです。<BR>しかし訳者のネーミングセンスと人間性を疑います。

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