輪廻転生について疑問を持っている方は、この本を読んでも疑うだけだと思います。しかし、輪廻転生を信じる者にとっては納得できる本だと思います。自分も前世のカルマを負うために今世に存在しているのだと思うことで長年のフラストレーションが解消されました。前世療法は自分ではできませんが、瞑想することで自分の内にある疑問と向き合うことができると思います。この世の不公平さについて知りたいと思う方に是非オススメします。
医療界で働くものとして、最初は胡散臭いなあと思いつつ、読んだが、衝撃的な内容であった。著者は何十もの論文を精神科専門雑誌に載せたことのある著名な精神科医。著者自身、最初はその経験を出版するのを何度もためらったという。だれでも、催眠により前世の記憶を思い出せるものではないらしいが、<P>難治性の精神的苦痛、慢性痛の患者にとって将来(20年位後?)ありふれた治療法の1選択肢になっているかもしれない。前世療法は現時点では日本の医療界に受け入れられる可能性は少ないだろう。私自身、同僚にこの本の内容を<BR>説明しても、だれもまともに聞いてもらえなかった。<BR>誰もが前世療法を当たり前と思う20年後が楽しみである。
アメリカで1988年に出版された、「輪廻転生」ブームのきっかけとなった本のひとつです。内容的には、著名な精神科医であるワイズ博士が、キャサリンという患者の治療を通して真実と出会う(というよりか、知る)というドキュメントです。<P>「霊界には7段階の階層がある」などの、「真実」を垣間見させてくれるような記述もありますが、本文のほとんどはキャサリンが思い出している前世の様子を綴ったものです。キャサリンが話している前世の内容を検証や実証をしているわけではないので、「輪廻転生」に懐疑的な方が呼んでも「本当かなあ?」と思うだけだと思います。信じている人には「そうそう」となるでしょうが。<P>「輪廻転生」に興味のある方はワイズ博士のほかの何冊かと一緒に「押さえて」置くべき!ち と思いますが、懐疑的な方はより情報量の多い「前世を忘れない子供たち」とかの本のほうが面白いかもしれません。