~若く苦労や挫折のない大学出の人間は、この本を読んでも何も感じないだろう。<BR>苦労して経営して、今月も倒産しなかったと胸をなで下ろす経営者にぜひお勧めする。<BR>他の書とは違い、逃避することなしに現実と向き合いその向き合った中で新しく発見をしようとするところに、「苦境に立ち向かってこそ、新しく切り開いた者が見える」と爺は教えてくれている。$N~~$悩んでいるとき、平穏無事なとき、苦しいとき、うれしいときこの本を開けば解決の糸口のヒントになるだろう~
見開き半ページに一話が掲載され,365項の日めくり指導集。職場の机に置いて,一日一項づつ読んでます。松下幸之助さんの指導者としての心得を読めます。上司から部下への指導が不足する職場では,貴重な勉強です。末尾に内容別の索引,引用文献があるので,読みきりではなく,末永く持てる本と思います。
現在、松下電器産業「ナショナル・パナソニック」のブランドはゆるぎないものとなっている。ではなぜ戦前・戦後において松下は成功したのだろうか。その秘訣は、生産・技術よりも人間関係を重視したからに他ならないと思う。幸之助は、「人をつくる」ということを常に考えながら経営・研究をしていたことを、この書籍から読み取ることが出来る。