「頑張ってるのに、成長しないよ~~~」<P>そんな悩み、誰もが一度は経験するものです。<P>そんな悩みに真剣に向き合ったのが本書です。<P>リスタートする前に一読すれば、きっといいアドバイスを得られると思いますよ。
上達に法則があるなら誰でも知りたいであろう。<BR>私もその1人である。書店で目にして内容は一瞥しただけで<BR>すぐに購入した。<BR>内容的には、異論はない。何でもいいから1つの領域を深めよ<BR>暗記を軽視するな、真似をせよなど私の体験からしても全く同感である。<BR>ただ、惜しむらくは構成が今ひとつなことである。<P>前半(1章から3章)と4章は分量が逆転していても良かった<BR>と思う。前半の記述がやや冗長に思えるのに比べ、後半は駆け足<BR>のように感じられる。<BR>また、例示として将棋が多く取り上げられているが、門外漢には<BR>ピンとこないものが多い。著者の趣味が将棋なので多く取り上げられて<BR>いるのだろうが、もう少し工夫があっても良かったと思われる。<P>内容は、素晴らしいだけに惜しまれる。
同著者の『最強の英語学習法』を読んで、著者の認知心理学に基づく「裏付け理論」を知りたくて本書を手に取った。英語だけを話題にしている訳ではないが、中級者を「初心者が上手になった人」と量的な差のみを認め、上級者を中級者以下の人とは質的に異なった人だとしている。要するに上級者とは、者にとってスキーマ(認知の枠組みという意味だが、多分に多義的である)とコード化(学習を長期記憶できるように言語化すること)が優れている人だとし、上級者になるための方法がいくつか提案されている(得意なものにこだわる、ノートをとる、理論書を読む、精密学習をする、暗記する、イメージ能力を高める、達人に学ぶ)。スキーマなどの記憶・学習モデルは同著者の『スランプ克服の法則』の方が詳しい。