正装とは何なのか、正装はどこから発生してどう変わっていったのかという、正統や伝統、変遷がわかります。シャツや靴、ネクタイに関しても種々雑多にある中で何が正統なのかを知ることは、物を見る目を養うことにもなりますし、自信にもつながると思います。また、イラストが豊富にあるので見ていてイメージがつかみやすく、楽しめる本でした。
「個人の自由」が尊重されすぎて、最低限の公共心も失われがちになっていると思います。<BR>服装もそうでしょう。<BR>なんでもアリが横行する日本のファッション。<BR>TPOをわきまえない服装が散見されます。<BR>洋服におけるマナーを知らない日本人が悪いわけではないでしょうが、<BR>混沌としているのが現状でしょう。<BR>西洋人から見れば不可思議に見える日本独自の洋服に関するローカルルールも存在します。<BR>そんな中で、身だしなみを整え、洒落た紳士になりたいと思う人に<BR>本書は良き指標となるのではないでしょうか。<BR>著者は依然として厳しい服装ルールの存在する西洋(主にイタリア)で、<BR>有力な服飾関係者に取材し、それを基に自身の経験を斟酌しつつ本書を書き上げています。正しい装いに必要なアイテムを個別に解説し、さらに着こなしも提唱します。説得力があり、今までわからなかった洋服の正しい着こなしを明確に示していると思います。<BR>「日本人がここまでする必要はないじゃないか」と思わす記述もありますが、<BR>本書が示したルールをある程度念頭において、身繕いするぐらいに認識すればよいと思います。<BR>著者は服装のルールに関して「~でなければならない」といった断定的な表現を使っていますが、著者の本意は「自由に個性的に装えばよい、但し一線は超えないように」でしょう。
誰しも会った瞬間でその人の良し、悪しを評価することは難しい。<BR>しかし、まず目に飛び込んでくるもの。それこそ、ファッションである。<BR>この本には、男の身だしなみについての基礎情報が書いてある。<BR>会社の女の子を口説きたいあなたも、片想いの女性がいるあなたも、よれよれのスーツを脱いで、この本で一から勉強してみませんか??<BR>人生が変わりますよ!!