いやこれ、面白いです。<BR>章立ても短いので、苦もなく読み終わりました。<BR>ステレオタイプな「頭の悪い人」を俎上に上げているため、<BR>「おいおい、こんな奴いねーよ」と思われる方も多いでしょうが、<BR>スミマセン、私の上司、まさに冒頭の文章そのものです(笑)<P>学術的な研究書をイメージすると、期待外れに終わります。<BR>また、問題解決などの実用的な用途には適していません。<BR>この手の本は、普段感じている苛立ちを、<BR>「そうそう、自分もこういう奴に迷惑している!」と共感(同調)することで味わえる、<BR>一種の快感を楽しむものだと思います。<P>「バカ論」の如く、エンターテインメントとして読めば秀逸ですよ。
「こんな話し方はバカに見える」と40もの例が挙げられています。<BR>自分の話し方はどう見えるのだろう?と思い読んでみたのですが、読んでわかったことは「本当に話し方を変える必要があるような人は、こういう本を読もうとはしない」ということ。少し極端な例が多かったからかもしれませんが。<BR>そもそもそういう人は、自分がどう見られているかなどはあまり気にしないのではないかと思います。<P>内容はとてもわかりやすいというか、「ああ、こういう人、知り合いにいたいた。」「あ、私もこういうことたまに言っちゃうな。」と、同感できる部分はあります。難しい言葉で書かれていないので、すぐに読めてしまいます。<BR>しりあがり寿氏のゆるーい感じの挿絵も手伝って、ちょっと笑ってしまうようなところも。ただ、全体的には見方が偏ってるかなあという印象があります。<BR>「筆者の周りにいた嫌な人をあげてみたのかなあ」という感じを受けました。<P>40の例ごとに、「周囲の人の対応」「本人が自覚する為に」という説明もあるのですが、ほとんどすべて「こういった人と関わりになるのは避けましょう。無理であれば、聞き流しましょう。」というものでした。<BR>本人の自覚にいたっては、「こういった人が自覚をするのは難しいです」という説明だったりします。<BR>確かに「こういう人は迷惑だな。頭悪そうだな。」とは思うのですが、よくよく考えたら、人間誰しも少しはそういう欠点があるものです。気楽なスタンスで読むのがちょうどいいかと思います。
かなりの人気なので買ってしまいました。内容を見てみると、「なるほど」、「さすが」といえるものもいくつかあり、まあまあ良かった。 しかし中には、「なんだこれ」といったものもあり、すこしがっかりだったところもあります。しまいには、何かこぎつけでかいてあるようなものもありました。後、少し偏りのある作品だと思いました。